晴れていたかと思えば…
1週間くらい前から気温がぐんと下がり、秋を感じられるようになりました。
今日は昼過ぎからポツポツと雨が降り、風もあるので寒く感じます。
ほんの数十分前、ふと空に目を向けると虹が架かっていました。🌈
カメラで撮影すると、うっすらですが二重に架かっていました。😊
(当院から撮影📸)
当院前のグリーンベルトではよくわんちゃんがお散歩をしています。
先日花音もグリーンベルトを駆け回り、移転後のお散歩デビューを果たしました。🐾
子犬・子猫を迎えたら(去勢手術)
今回は去勢手術についてお話します。
去勢手術を行うメリットは、避妊手術と同様で病気の予防や発情によるストレスの回避などになります。
<病気の予防>
・精巣腫瘍 ・肛門周囲腺腫 ・前立腺肥大 ・会陰ヘルニア など
これらは男性ホルモンに関連した病気なので去勢手術によって予防することができます。
<発情によるストレスの回避>
オスの発情期に決まった時期はなく、発情したメスによって誘発されます。発情期には犬の場合は、後ろの片足を上げて排尿するマーキング行動、猫の場合は、スプレー行動(あちこちに尿をかける)などがみられるようになります。
縄張り意識が強くなり、攻撃性が増えてくることもあります。去勢手術によって、これらのマーキング行動や、精神的ストレスを軽減することができます。
しかし、去勢手術も避妊手術と同様、全身麻酔で行うため麻酔のリスクがあります。また、術後は太りやすくなるため体重管理が必要になります。
<手術を受ける時期の目安>
雄の性成熟は生後6ヵ月から生後1年と言われ、その頃から発情によるマーキング行動が出始めます。そのため生後6ヵ月齢くらいでの手術をおすすめしています。
また、オスの睾丸は通常生後1〜2ヵ月齢で陰嚢内に降りてきますが、6〜8ヵ月齢を過ぎても睾丸が降りてこない場合は、停留睾丸(陰睾)の可能性が高いと考えられます。降りてこなかった睾丸は腹腔内や鼠径部(足の付け根のあたり)にとどまり、将来的に腫瘍化する可能性が高いと言われていますので早めの手術をおすすめします。
避妊・去勢手術は望まない妊娠を避けるだけでなく、様々な病気の予防、発情による問題行動やストレスの軽減ができます。
高齢になってからの手術は体の負担も大きくなるため、繁殖予定がない場合は早めの手術をおすすめしています。
手術に関してわからないこと、不安なことがあればお気軽に当院スタッフにご相談ください。
日常🐈🐕
引っ越してきて初めて高いところから外をじーっと眺めてるトラ吉とハイハオです。
窓際まで行き外を眺めているハイハオです。外の景色にマッチしていました。
すごく可愛い写真が撮れました!
子犬・子猫を迎えたら( 避妊手術 )
コロナ禍でおうち時間が増え、ペットを飼う人が増えたそうです。
子犬・子猫を迎え入れた時考えていただきたいのは避妊・去勢手術のこと。
今回は避妊手術についてお話ししたいと思います。
繁殖目的で飼養している場合を除き、基本的には若いうちに手術を受けさせることをお勧めします。
避妊手術を行うメリットとして病気の予防や発情によるストレスの回避などが挙げられます。
〈 病気の予防 〉
発情するとホルモンの分泌により乳腺が刺激され乳腺腫瘍になる可能性があります。猫の乳腺腫瘍は、ほとんどの場合悪性で死に至る可能性もあります。
その他、子宮に膿が溜まり全身に毒が回ってしまう子宮蓄膿症もあります。
〈 発情によるストレスの回避 〉
メス犬の場合、発情後妊娠していないのに妊娠中と同様の変化が起こる偽妊娠(おっぱいが腫れる、乳汁が出るなど)を防ぐことができます。
メス猫の場合、発情期には大声で鳴くため、手術を行うことによりこれを回避することができます。
しかし手術を行うデメリットもあります。手術は全身麻酔で行うため、麻酔によるリスクがあるということです。
また、手術をするとホルモンの影響や発情行動でエネルギーを消費しなくなるので太りやすくなります。食餌の量を2、3割抑えるかカロリーの低いフードに切り換えるといいでしょう。
◎手術をうける時期の目安
一般的には発情期に入る直前の生後6ヵ月齢くらいに行います。
当院でも生後6ヵ月齢の手術をお勧めしていますが、メス犬の場合は2回目の生理以降の手術になると乳腺腫瘍の発生率が高くなってしまうので遅くてもその前までに手術を行うとよいでしょう。メス猫の場合は生後6ヵ月齢〜1歳前までに手術を行えば乳腺腫瘍の発生率は低いようです。
当院では避妊手術後、傷口を舐めないように腹帯(晒で作った服のようなもの)を着せて抜糸まで過ごします。
(上の写真でリアンも着ていますが、腹帯をいたずらするのでさらに服を着せていました。)
来月は去勢手術についてお話ししたいと思います。
いい場所みーっけ🎶
休憩中にとら吉を犬舎から出してあげると、気づいたらスッポリと収まっていました。
しかもここは食餌のサンプルの目の前。スタッフの目を盗んで物色していました😓
とら吉の事も大好きなリアンは、遊びに来るといつも仲良しの令音の犬舎に入って出してもらえるのを待っています。
はじめまして
今年の4月から動物看護師として働かせていただいています。阿部暖音と申します。
私の夢は動物と関わる仕事に就くことでした。数年前にわんちゃんを飼い始めて、動物に関係するお仕事がたくさんあることがわかりました。私は動物看護師の仕事に就き、動物や飼い主さん家族の手助けをしたいと思いました。病院に来院する子の苦しみ、痛み、飼い主さん家族の不安などを少しでも取り除くことが出来るようお手伝いをさせていただきたいと思います。
初心を忘れず、日々精進して参りたいと思います。これから宜しくお願い致します。
糖尿病
今回は糖尿病についてお話しします。
膵臓で造られるインスリンは、血液中の糖(ブドウ糖)を細胞内に取り込み、細胞が糖を代謝してエネルギーに変えるのを促進しています。このインスリンが何らかの原因で不足したり、うまく作用しないと細胞が糖を取り込みにくくなり、血液中のブドウ糖が使えなくなってしまうため、様々な不調を引き起こします。これが糖尿病です。
主な糖尿病の症状として多飲多尿、体重減少、元気消失、下痢や嘔吐、脱水、食欲増加または食欲低下、白内障(犬)などがあります。
病院での検査は、基本的には血液検査により血糖値を確認、尿検査で尿糖陽性を確認します。
糖尿病の治療は、血糖値のコントロールが必要になります。血糖値は、日常の食事からも大きな影響を受けるため食事管理も重要です。基本的な治療方法は、インスリンの投与ですが、適切なフード選択も糖尿病治療の大きな助けとなります。食事療法で食後の血糖値を安定させることができれば、投与するインスリンの量を減らすことができる場合もあります。糖尿病の予防方法としては、太り過ぎないように気をつけることが重要です。適度な運動を行うことや定期的に体重を測って適正な体重を保つようにしましょう。
最近の様子。
新しい病院にも慣れ、休憩中はみんなで元気に駆け回っています。
「誰か来ないかな…」
リアンはかくれんぼをしたり、受付から外を眺めていました。
移転してまだお散歩が出来ていないので、もう少し涼しくなったら花音と令音をお散歩に連れて行ってあげたいと思っています☆
はじめまして
去年の6月から動物看護師として働かせて頂いております。豊田瑞紀と申します。小さい頃から動物が身近にいるのが当たり前な環境で育ち動物が大好きでした。当時、飼っていた猫が交通事故で怪我を負い、動物病院にて無事完治するまでの過程を見た時にこの職業を目指したいと思いました。知識と技術を身に付け動物たちの手助け、また少しでもご家族様の力になれるよう努力して参ります。宜しくお願い致します。
外耳炎
今回は特に暑い夏の時期に多い外耳炎についてお話します。
外耳炎とは
動物種や年齢関係なく起きる疾患で、耳の開口部から鼓膜までの外耳道で起きる炎症のことを言います。
症状
耳をかく・汚れ・赤みや腫れ・におい・頭を振るなどがあります。
更に耳をかくことによって『耳血腫』という耳介の内側の皮下にリンパ液などが溜まることもあります。
原因
細菌や真菌(かび)類の感染・寄生虫(ダニ)・皮膚炎・アレルギーがほとんどで、犬では耳が垂れている子や耳道内の毛が密生して蒸れることによる原因が多いですが、外に出る猫は耳ヒゼンダニが原因で外耳炎になることが多いです。
検査
耳鏡という機器を使用して耳道内に寄生虫がいるか・耳道が狭くなっていないか・汚れが酷くなっていないかなどを診ます。
治療
主な治療方法は耳洗浄や点耳薬の使用です。また耳道内の毛が原因の場合は毛を抜く処置をし、寄生虫が原因の場合は駆虫薬を投薬します。
耳洗浄や点耳薬の投薬は自宅で飼い主さんに行っていただくこともありますが、耳を触られることを嫌がり暴れてしまう子は院内での処置・投薬も可能です。
耳血腫は溜まった液を抜き炎症を抑える注射を投与しますが、完治するまで1週間に1回のペースで数回通院していただく場合もあります。
〜自宅で点耳薬を投薬する際のポイント〜
①耳の中にきちんと液が入るように入れる
②投薬後耳をマッサージする
③完治するまで治療を続ける
外耳炎になってしまう前に定期的な洗浄することも予防になります。