年始を迎え、2026年の一歩を踏み出した今日この頃です。これから一段と冷え込む時期になってきますね。私は家から出るのはもちろんのこと、お布団やこたつから動くのが嫌になる毎日です😢愛犬も名前を呼んでも温かいのか、お布団から出てこないで寝ていることが多くなりました😅
それでは本題に…。前回は避妊手術(メス)についてお話ししましたが、引き続き今回は去勢手術(オス)についてお話ししたいと思います。
(主に犬について…)
《去勢手術とは?》
オス犬の精巣を摘出し、避妊手術と同様に望まない妊娠を防ぎ病気の予防や問題行動の改善を目的とした外科手術になります。
健康なわんちゃん、ねこちゃんの体に麻酔をかけて手術することから飼い主さんの不安や可哀想という気持ちから躊躇う方もいるかと思います。去勢手術は義務ではありませんので飼い主さんの判断に委ねられます。手術を行うことでのメリットがある反面、リスクやデメリットもあることも含め考えましょう。
《メリット》
オス特有の生殖器関係の病気予防
・精巣腫瘍:精巣の左右のしこりで気づくことが多く、ホルモン異常による脱毛や乳房の発達さらに貧血などの重篤な症状あり。進行すると転移のリスクあり。
・前立線肥大:男性ホルモンの影響で前立腺が大きくなり、膀胱や直腸を圧迫して血尿や排尿困難、排便困難(便秘・便が細くなるなど…)などの症状あり。
・肛門周囲腺腫:肛門にできる良性の腫瘍で、男性ホルモンの影響でしこりができおしりを気にしたり出血などの症状あり。
・会陰ヘルニア:肛門周辺の筋肉が弱まって穴が開き、お腹の臓器(脂肪・直腸・膀胱など)が飛び出す病気。排尿・排便障害の症状あり。
問題行動
・発情によるストレスをなくす
・マウンティング行為の減少
・マーキング行為の減少
・スプレー行為の減少(特に猫ちゃん)
・攻撃性の減少
望まない繁殖を防ぐ
《デメリット》(避妊手術と同様に)
子孫を残せなくなる
・生殖機能を取り除くため子孫を残すことはできなくなります。手術後に「子孫を残したい」となって元に戻すことはできません。
太りやすくなる
・手術をしていない子に比べると太りやすくなる傾向があります。代謝の変化によって太りやすくなるため手術後は今までと同じ量を与えていると基準体型より大きくなってしまいますので、食事管理は大事になってきます。
全身麻酔のリスク
・どの病院でも、必ず麻酔をかける前にかけても体に影響はないか?の検査(触診や聴診・血液・レントゲンなど…)は行いますが、ごく稀に麻酔をかけたことにより命に関わる重篤な副反応を起こすこともあります。また、短頭種では麻酔後に気道閉塞を起こしてしまうこともあり、手術後の体調管理も重要です。
《去勢手術のタイミング》
多くの犬種は生後1年以内には生殖機能が備わる成熟期を迎えます。そのため一般的には6ヶ月頃〜に手術可能になります。去勢手術には年齢制限はないため、健康であれば成犬でも可能です。しかし、高齢になるほど身体にかかる負担は大きくなることもあるのに加え、問題行動初期の若い時に手術を行うのと問題行動が長年行われた後に手術を行うのでも改善できる可能性にも差がでます。
《まとめ》
前回を含め避妊・去勢手術についてお話ししました。ワクチン関係・駆虫関係・避妊/去勢手術などのできる予防は当院としてもオススメしてます。メリットとデメリットがありますので、理解・納得した上で手術を考えていただければと思います。飼い主さんの不安もあると思いますので、少しでも不安を減らすことのお手伝いをと思いますのでお気軽にかかりつけの病院にご相談ください。












