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2025.09.10

飼育時のケージの必要性について

わんちゃんを迎えるにあたりケージやサークルを準備する方は増えていますが、ねこちゃんはどうでしょう。わんちゃんに比べると普及率はまだまだ低いように感じられます。閉じ込めておくなんてかわいそう…と思われがちですが、あると非常に役立つケージについてお話ししたいと思います。

 

【ケージの必要性】
◎安心して落ち着ける場所づくり
 ケージは自分のテリトリーとしてリラックスできる空間や避難場所になります。

◎留守中のいたずら防止、事故防止
 ケージに入れておくことで目を離した隙にいたずらしたり、事故に遭うのを避けられたり(誤食、感電、浴槽で溺れる、吹き抜けの二階から落下する等)、地震等があったとき落下物から身を守ることができます。
(実際、スタッフの犬は東日本大震災の時ケージに入れて留守番をさせていたため、落下物から身を守る事ができた上、割れた食器などを踏まずに済みケガなく無事でした。)

◎緊急時に避難する際、ケージ生活に慣れさせておくことができる
 普段からケージ生活に慣れていない子は災害時にケージ生活が必要になった時大きなストレスを感じることになります。

◎多頭飼育の場合、食事管理がしやすく安静を保つことができる
 猫ちゃんを飼っている方は特に多頭飼育が多いと思います。新しい子を迎える時やケガや病気の子の安静を保ちたい時、与える食事の種類や量をコントロールしたい時などにとても役立ちます。

 


 

【適切な設置場所】
 快適な温度管理ができる場所を選び、通気性を確保することが大切です。

〈わんちゃんの場合〉
 家族として彼らが快適に過ごせる場所に設置してあげてください。一番おすすめなのがリビングです。犬は群れで生活するため一匹でいることが苦手です。リビングであれば大好きなご家族の様子をみることができ安心して過ごすことができるでしょう。

〈ねこちゃんの場合〉
 静かで落ち着ける場所を選び騒音が少ない位置に設置します。外の様子を観察できるよう窓際や部屋の角に配置するのが理想ですが直射日光は避けましょう。

 

【ケージ選びのポイント】

〈わんちゃんの場合〉
 よく使用されるのがケージとサークルですがその違いは天井と床面の有無です。それぞれメリット・デメリットがありますが天井がないサークルは脱走する恐れがあるため、犬の安全性や強度を重視するとサークルよりケージがおすすめです。
ケージを選ぶ際の目安として犬が伏せのポーズをしたときに足がはみ出ないように奥行があり、立ち上がった時に余裕をもって方向転換できる高さ・幅があるといいでしょう。また、わんちゃんの大きさや性格によっては犬が柵に寄りかかっても倒れない、柵を噛んでも壊れないことなど丈夫であることもポイントです。

〈ねこちゃんの場合〉
 ねこちゃんは上下運動を好み、さらにトイレと寝る場所を分ける子もいるので2〜3段になっているケージを選んであげるとより快適に過ごしてもらうことができます。
ただ骨折や怪我により安静に過ごさなければならない場合や小さな子猫の場合は上段からの落下等による事故を防ぐため1段ケージの方が安全でしょう。

        画像はAmazonより(http://amzn.asia/d/cuWjO93)


【ケージを使用するデメリット】
◎ケージ中心の生活になると運動不足になる
 ケージから出して運動不足を解消してあげる必要があります。
一方で、仕事などで家にいる時間が少なく、ケージから出してあげる時間があまり確保できない方もいることでしょう。その場合はケージ内で運動できるような環境を整えてあげる必要があります。

◎長時間ケージに入れているとストレスになる
 たとえ慣れていてもケージで長時間お留守番させるなど閉じ込めた状態にすることは大きなストレスになる可能性があります。飼い主さんが家にいる間は入れっぱなしにせず、気分転換をさせてあげましょう。

◎ケージを設置する場所を用意する必要がある
 ケージを部屋に置くと場所をとるのがデメリットです。ねこちゃんの場合はケージの高さも必要になるため、ケージを置くためには横幅だけでなく高さも踏まえてスペースを確保しなければなりません。

◎清掃が必要になる
 トイレが一緒に入っていると、尿の飛び散りでケージの床やフェンスにニオイが付着して不衛生になることがあるため定期的にお手入れが必要になります。

◎ケージが罰として使われると嫌がる原因になる
 悪いことをした罰としてケージに入れるのはやめましょう。嫌いな場所になってしまい、いざというときに入ってくれなくなったり、安心できる場所ではなくなってしまう可能性があります。あくまでも安心していられる、休息の場にすることが大切です。

 

【まとめ】
 わんちゃんを室内飼育する場合、必ずといって良いほど必要となるアイテムのひとつです。わんちゃん・ねこちゃんのタイプにあったものを選び落ちつける場所づくりを心がけましょう。
またケージ購入後には設置場所に注意し、安全対策をしっかり行いながら使用しましょう。

(普段は自由に出入りできるようになっています。小さい時から慣れているため、一人になりたい時や夜寝る時間になると自らケージに入り休んでいます。)

Tel.022-769-9939
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