1月に入り、より寒さが厳しくなってまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?🎍
さて今回は膀胱炎についてお話いたします。
膀胱炎とは?
様々な原因により、膀胱に炎症が起こっている状態
○膀胱炎になる原因
犬→大腸菌などの細菌感染、ストラバイト・シュウ酸カルシウムなどの膀胱結石、稀ではあるが膀胱内の腫瘍など
猫→犬での原因+ストレスなどの特発性(原因が不明)
細菌感染ですと、特に尿道の短い女の子のわんちゃんは最近が膀胱に侵入しやすく、膀胱炎になりやすい傾向にあります。
また、免疫機能を低下させる病気にかかっている、薬剤の服用歴なども関与します。
○膀胱炎の症状
・頻尿
・排尿時の尿量の減少
・血尿
・不適切な排尿
・排尿時の痛み、不快感
・陰部を舐める など
○膀胱炎の診断方法
・尿検査→尿中の血液や細菌、感染・炎症に伴う白血球などを確認
・レントゲン検査→膀胱や尿道などに結石はないか、また、腎臓や膀胱などの異常を確認
・超音波検査→膀胱の壁が炎症により分厚くなっていないか、膀胱内に結石や腫瘍はみられないかなどを確認
○膀胱炎の予防
・水飲み場を増やす、水分量の多いご飯を与えるなど、飲水量を上げさせるよう工夫する
・トイレを綺麗に保つ、個数を増やす、散歩での排泄回数を増やすなど排尿を我慢させない
排尿する回数や尿の色をチェックするとより病気に気付きやすくなります。
○膀胱炎の治療
・抗菌薬等の内用薬
・サプリメント
・食事療法
・食事療法で溶解できない結石は手術で除去
・特発性膀胱炎の場合、ストレスとなる要因がないか問診、改善
膀胱炎は再発しやすい病気です。冬は飲水量が少なくなるため、膀胱炎を起こしやすくなります。
膀胱炎の予防で表記したことを実践していただき、わんちゃん、ねこちゃんの様子や変化に注意しお過ごし下さい☃