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2021.10.18

子犬・子猫を迎えたら(去勢手術)

今回は去勢手術についてお話します。

去勢手術を行うメリットは、避妊手術と同様で病気の予防発情によるストレスの回避などになります。

<病気の予防>
・精巣腫瘍 ・肛門周囲腺腫 ・前立腺肥大 ・会陰ヘルニア など
これらは男性ホルモンに関連した病気なので去勢手術によって予防することができます。

<発情によるストレスの回避>
オスの発情期に決まった時期はなく、発情したメスによって誘発されます。発情期には犬の場合は、後ろの片足を上げて排尿するマーキング行動、猫の場合は、スプレー行動(あちこちに尿をかける)などがみられるようになります。
縄張り意識が強くなり、攻撃性が増えてくることもあります。
勢手術によって、これらのマーキング行動や、精神的ストレスを軽減することができます。

しかし去勢手術も避妊手術と同様、全身麻酔で行うため麻酔のリスクがあります。また、術後は太りやすくなるため体重管理が必要になります。

<手術を受ける時期の目安>
雄の性成熟は生後6ヵ月から生後1年と言われ、その頃から発情によるマーキング行動が出始めます。そのため生後6ヵ月齢くらいでの手術をおすすめしています。
また、オスの睾丸は通常生後1〜2ヵ月齢で陰嚢内に降りてきますが、6〜8ヵ月齢を過ぎても睾丸が降りてこない場合は、停留睾丸(陰睾)の可能性が高いと考えられます。降りてこなかった睾丸は腹腔内や鼠径部(足の付け根のあたり)にとどまり、将来的に腫瘍化する可能性が高いと言われていますので早めの手術をおすすめします。

避妊・去勢手術は望まない妊娠を避けるだけでなく、様々な病気の予防、発情による問題行動やストレスの軽減ができます。
高齢になってからの手術は体の負担も大きくなるため、繁殖予定がない場合は早めの手術をおすすめしています。

手術に関してわからないこと、不安なことがあればお気軽に当院スタッフにご相談ください。

 

Tel.022-769-9939
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