猫のワクチンについて
本日は猫のワクチンについてお話いたします。犬のワクチンについては先月9月のブログでご紹介しておりますのでぜひそちらもご覧ください!
混合ワクチン
混合ワクチンは、「コアワクチン」と「ノンコアワクチン」の2種類の組み合わせにより構成されています。
コアワクチン…生活環境に関わらずすべての猫が接種すべきワクチン
・猫パルボウイルス感染症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
ノンコアワクチン…暮らす地域環境や暮らし方などその猫の感染のリスクに応じて接種すべきワクチン
・猫白血病(FeLv)
・猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
・猫クラミジア症
ワクチンの種類
猫の混合ワクチンは一般的に3〜5種のワクチンがあります。
3種(コアワクチン)
4種(ノンコアワクチン)3種+猫白血病(FeLv)
5種(ノンコアワクチン)4種+猫クラミジア症
(混合ワクチンで予防できる病気の組み合わせは、病院や地域により異なる場合がございます。)
当院では3種と4種の混合ワクチンを取り扱っております。
3種と4種どっちを選べばいいの?
「3種と4種、どちらを選べばいいの?」と迷われる飼い主様も多いのではないでしょうか?
当院では3種混合ワクチンは
- 完全室内飼い
- 単頭飼い
の猫ちゃんにおすすめしております。
4種混合ワクチンは
- 外に出る
- 他の猫と接触がある
- 多頭飼い
など猫白血病ウイルス(FeLV)に感染する可能性が高くなる環境の猫ちゃんにおすすめしております。
3種と4種の大きな違いは、猫白血病ウイルス(FeLV)感染症の予防が含まれるかどうかです。
猫白血病ウイルス感染症に感染すると免疫機能が低下したり、口内炎、貧血、腎臓病やリンパ腫などの病気につながることがあります。
また感染してもすぐに症状が出るとは限らず、長期間症状がないまま過ごす猫ちゃんもいるの が特徴です。
主に感染猫との濃厚な接触により感染します。
- 唾液
- 鼻水
- 血液
- 母乳
猫同士のグルーミングや喧嘩などが感染経路になります。
ワクチンの種類はその子の生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切ですので、「うちの子には3種?4種?」と迷われた際は、お気軽にご相談ください!
ワクチンの副作用
ワンちゃん同様、注射後に副作用として
- 注射部位の腫れ
- 元気食欲の低下
- 発熱
- 眠気
等の症状があらわれことがございます。多くは一時的なもので数日で自然に落ち着きます。
まれにアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。通常重度のアレルギー反応はワクチン摂取後、数分~30分程度で症状が現れることが多いので猫ちゃんの体調をよく観察してあげてください。
まとめ
ワクチン接種は、猫ちゃんを感染症から守り、病気の発症や重症化を防ぐために大切な予防のひとつです。
3種・4種のどちらを選ぶかは、猫ちゃんの生活環境や他の猫ちゃんとの接触状況などによって異なります。
「完全室内飼いだからワクチンは必要ないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、室内で生活している猫ちゃんでも感染症にかかる可能性はあります。
大切な猫ちゃんが元気に過ごせるように、その子に合ったワクチンでしっかり予防してあげましょう。