肛門腺破裂について
先月の梅雨時期のじめじめとした暑い日々から、カラッとした猛暑に変わって毎日「暑いなぁ〜」と過ごしているスタッフです…😅でも、愛犬のお散歩に毎日2回は行かなくてはならないので、涼しい時間帯を見つけて早朝や夜におこなうようにしてます😁わんちゃんの飼い主さんも同じような行動や思いをしてるのでないでしょうか?これからも暑い日々が続きますのでわんちゃん、ねこちゃんそして飼い主さんも熱中症には気をつけてお過ごし下さい!!エアコンは我慢せずつけて快適に😄
さて、今回は「肛門腺破裂」についてお伝えしたいと思います。肛門腺と聞くと「わんちゃんだけじゃないの?」と思う方も多いと思います。ですが、「肛門腺破裂」という診察内容でねこちゃんもわんちゃんと同じくらいの件数でいらっしゃいます。動物の体の構造は難しいことだらけですが、少しでも知識ができ愛犬・愛猫の健康につながれば幸いです
・肛門腺とは?
まず肛門腺とは、わんちゃんやねこちゃんの肛門の左右に一つずつある小さな分泌物のことを指します。肛門の内側には「肛門嚢」と呼ばれる袋状の構造があり、その壁にはアポクリン腺や皮脂腺が多数存在しています。ここから分泌される液体には強い臭いがあり動物にとっては大切なマーキング(におい付け)の役割を果たしています。つまり、動物同士のコミュニケーションの手段でもあります。
通常、肛門腺からの分泌液は排便時に肛門にかかる圧力によって自然に外へ押し出される仕組みになってます。また、強い恐怖を感じた時や肛門周りを舐めた時にも分泌されることがあります。しかも、体質・体調・年齢・運動量などさまざまな要因によって上手に排出されずに肛門腺の中に溜まってしまうことがあります。
・症状とは?
肛門腺が破裂する前の症状としては、お尻に違和感を感じてお尻を頻繁に舐めたり床に擦り付けるなどのサインを出していることが多いです。
⚪︎肛門の周りが赤く腫れる
⚪︎腫れた部分に穴が開き、膿や血が滲み出てくる
⚪︎強い痛みによって座り方がおかしくなったり、触られるのを嫌がり尾が下がる
⚪︎歩行異常
⚪︎食欲や元気がなくなる
⚪︎肛門部分を夢中に頻繁に舐める
・ねこちゃんの肛門腺とは?
最初にお伝えした通り、わんちゃんだけでなくねこちゃんにも肛門腺は存在します。しかし、ねこちゃんの場合はわんちゃのように定期的にトリミングを行う習慣が少ないため「肛門腺を絞る」という意識が広まりにくいのが現状です。さらに、ねこちゃんは痛みや不快感を我慢しがちな動物です。そのため、変化が見られても見過ごされやすいことがあります。気づいた時には肛門腺が破裂していたケースは少なくありません。
・予防は?
わんちゃんの多くはトリミングのタイミングで肛門腺を絞ることが多いので、1ヶ月〜2ヶ月に1回ぐらいのペースが良いと思われます。ねこちゃんはトリミング施設に行くことが少ないので、定期的に病院での診察で絞ることがベストです。わんちゃんもねこちゃんも病院で絞ることで、今の状態も一緒に確認できるため早期発見・早期治療が期待できます。
何か不安なこと、気になることがあればお気軽に聞いていただければと思います。