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2023.02.01

クッシング症候群について

クッシング症候群は高齢のわんちゃんに多くみられ、筋力低下や毛が薄くなるなどの症状は加齢によるものだと見逃してしまうこともある病気です。

腎臓のすぐそばにある『副腎』からコルチゾールというステロイドホルモンのひとつが、過剰に分泌され様々な物質の代謝異常や免疫機能の低下を起こします。

症状 ・多飲多尿
    ・脱毛
    ・皮膚の黒ずみ、皮膚が薄くなる
    ・筋力の低下
    ・お腹が膨れてくる
    ・細菌感染を起こしやすくなる   など
また合併症で糖尿病や膵炎、高血圧症などを起こすこともあります。

 

原因 ①脳下垂体の腫瘍
    ②副腎の腫瘍
    ③医原性…ステロイドを使用した治療が長期で続いた場合に起こることがあります。

 

クッシング症候群の疑いがある場合は
・血液検査、レントゲン検査、超音波検査…全身状態の確認

・ACTH刺激試験…ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を投与して時間をおき、コルチゾールの数値がどう変化するかを調べる。

さらにCT、MRIで詳しい画像検査をすることもあります。

治療  ほとんどは飲み薬での内科療法になります。完治する病気ではないため、長期で薬を飲み続ける必要があります。

予防法がない病気なので、定期検診やいつもと違う症状がみられた際の早めの受診をおすすめします。

 

 

 

Tel.022-769-9939
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